相続について(知っておいて戴きたいこと)

 

相続について、誰に・どこに・相談して良いのかがわからず、
お困りの方も多いかと思います。
あちこちに、相続〇〇センター・・のようなものがありますし、
相続〇〇士とか、〇〇マイスターなど、相続に詳しそうな資格や称号を名乗る人も
大勢いますから、混乱する方も多いのではないでしょうか。

ただ、少なくとも私の知る限りは
「相続だけを専門に取り扱う国家資格」
「国が相続に関して認めた称号」というものは存在しません。
 

要するに、相続〇〇士・・といった名称の「資格」「称号」はいわゆる民間資格であって、
 なんらかの団体か個人が独自に認定しているか、あるいは自称しているもの、
と考えて戴いてまず間違いありません。
  
 もちろん、相続〇〇士等を名乗る方々がただちに信用がおけない、
ということはもちろんありません。

真面目に誠実な姿勢である人や団体も多いでしょう。
 ただこれらは国家資格というわけではないので、
その信用の根拠は何なのか?
ということはぜひ慎重に確かめて戴くことをお勧めいたします。


なお、相続に関する業務を取り扱う国家資格者としては、
弁護士、税理士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士などが考えられます。
ただし、いずれの資格もその業務は特に相続に限定されているわけではなく、
様々な業務を行っています。


私は、相続については上記国家資格者にご相談戴くことを強くお勧めします。